転職成功者から学ぶ 30代で最高の仕事に出会う方法
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医療事務

几帳面な人材が求められる30代の医療事務への転職

30代で医療事務への転職を成功させるコツ

医師や看護師をサポートしている医療事務という仕事。求められている人材の特徴と、30代で転職した人の事例を紹介しています。

    ページ内目次

  1. 医療事務の平均年収はどれくらい?
  2. 企業が欲しがる人材とは
  3. 企業が見ているスキル・資格
  4. 30代の医療事務への転職事例
  5. 医療事務に向いている人の特徴
  6. 向いているのは几帳面で調べることが好きな人
  7. 医療事務に向いていない人の特徴
  8. ストレス耐性のない人は医療事務に向いていない
  9. 事例からわかる医療事務の転職
  10. 転職先探しで成功するためにプロのサポートを受けよう

医療事務の平均年収はどれくらい?

2018年のモデル別平均年収ランキングによると、医療事務の平均年収が409万円で297位となっています。事務関連の職種のなかでも高いとは言えませんが、低いわけでもないという中間ほどの額といえるでしょう。

業種別でも年収は変わってきます。大学病院の医療事務は年収240万円台に対し、クリニックの医療事務だと200万円台が多いようです。初任給は20万円前後で、3年以上の勤務年数では16~20万円前後。地域によっては年収が180~250万で、昇給がないこともあります。ボーナスの平均値は、20代前半は45万程度で、30代前半だと約62万。40代前半になると80万円前後と徐々に上がり、50代後半で95万円と最も高額でした。しかし60代前半になると65万円前後と一気に下がる傾向にあります。

一方、年齢別で見た30代一般の平均年収は615万円でした。30歳で508万円、39歳で685万円と医療事務の仕事より高い平均年収です。医療事務の平均年収を年齢別の平均年収と比較した場合、25歳と同じ平均年収になります。稼げないわけではありませんが、全体の平均年収よりは低くなると考えていたほうがいいでしょう。

医療事務の仕事は長い年数をかけてもなかなか給料が上がらないというところもほとんどのようです。しかし個人経営の診療所と地域の民間医療機関、総合病院をはじめとする大型医療機関でも平均年収に違いが出てきます。同じ医療事務でも、どの医療機関に転職するかで年収が大きく変わってくるのです。

医療事務で求められる人材・求められるスキル

企業が欲しがる人材とは

医療事務の仕事にはコミュニケーションのスキルが必要とされます。主な仕事は一般的な事務職とほとんど変わりません。しかし接する対象は医療機関を訪れる患者とその家族なので、思いやりを持った接し方ができるかどうかカギになります。たとえば、患者の「痛み」「不安」に共感して接することができるかどうかです。病気やケガをしたときのことを考えると分かりやすいかもしれません。医療事務の仕事を淡々とこなすのではなく、患者の気持ちに寄り添うことも大切です。思いやりの気持ちを持って接すると、診療後や退院時に「ありがとう」「お世話になりました」と感謝の言葉をもらえることがあります。「誰かの役に立つ仕事がしたい」という気持ちを持っている人であれば、必要な人材として採用される確率が高くなることでしょう。

またレセプト業務に向いているかもチェックされるポイントになります。レセプトは診療報酬に関する明細書のことで、患者が負担する金額とは別の診療報酬です。日本の医療は、国民皆保険制度という医療保険制度で成り立っており、健康保険組合や共済組合などが発行する保険証を提出することで保険診療が受けられます。患者が負担するのは最大で3割。7割以上は保険で負担されています。レセプト業務は医療機関に関する専門的なスキルが必要になるため、記憶力だけでなく、常に学び続ける気持ちで取り組まなければなりません。

企業が見ているスキル・資格

これといった資格がなくてもできる医療事務ですが、仕事をスムーズに進めるためには、医学的知識や医療保険制度に関する知識などを身につけておく必要があります。

医学的知識について深く知り尽くす必要はありません。しかし医師と看護師による診療や処置の内容、処方される薬の種類について最低限の知識を身につけておく方が無難です。こういった知識を持っていると、レセプト業務がスムーズに行えるようになります。

医療事務で必要とされているスキルにプラスしたいのが、スケジュールの管理能力と臨機応変での対応。どの能力も医療従事者、患者と家族どちらに接する場合にも大事なスキルです。

また医療事務で働くにおいて、取得すると便利な資格が多数あります。得られるメリットとしては「経験不足を補うための知識を証明できる」「給与面で優遇される」「スキルアップ・キャリアアップに役立つ」などです。医療事務に関連する資格でもっとも評価を受けるものは「診療報酬請求事務能力試験」。資格を取得するだけで採用や給与に影響するそうです。そのぶん、求められる知識やスキルは高水準で、医療事務に関する資格では最高レベルの難易度。資格を取得するにはかなりの学習量が必要です。

医療事務に向いている人、向いていない人の特徴

医療事務に向いている人・向いている人の特徴をまとめました。転職を成功させるためにも、チェックしておきましょう。

医療事務に向いている人の特徴

向いているのは几帳面で調べることが好きな人

医療事務は仕事上、患者の個人情報を取り扱います。使ったものをもとの場所に戻さないおおざっぱな人は、患者の個人情報を紛失するおそれがあります。リスクを避けるため、医療業界で求められるのは几帳面な人です。几帳面な人であれば、整理整頓をしっかり行い、書類をどこに置いているのか把握でき、効率よく仕事ができるでしょう。

また、小さなミスに気付ける人も重宝されます。事務作業のほかに、処置の用意や採血、輸血といった手配を行う医療事務。採血時にスピッツ(血液を入れる容器)や用紙への記入漏れが起こりやすいため、チェックをして防ぐことが大切になります。ミス自体は小さなものですが、誰も気付かなければ重大な医療事故に繋がるおそれがあるため、細かなことに気付ける人が医療事務に向いているのです。

また、最近は電子カルテの普及により、病院や診療所のIT化が進んでいます。書類の入力や作成をパソコンを使って行うところが増えているので、パソコンスキルがあったほうがよいでしょう。

医療事務の仕事のメインとなるレセプト作成業務(健康保険組合に医療費を請求に使う、使用した薬剤・行った処置を記載した明細書)は、レセプトコンピュータという専用のシステムを使って作業します。プロ級のパソコン操作技術が必要ありませんが、最低限のパソコンに関する知識は必要です。

医療事務に向いていない人の特徴

ストレス耐性のない人は医療事務に向いていない

  • 急患によって、予約者の待ち時間ずれがでて、患者さんが怒ってしまうケースがあります。そうなった場合、医療事務スタッフが患者さんに納得してもらえるような対応をしなければいけません。患者さんから怒られると「自分はこの仕事に向いていないのでは…」と落ち込んでしまいますが、ずっと落ち込んだままだと他の患者さんに迷惑がかかってしまいます。そのため、ストレスをため込んで上手に発散できないタイプの人は医療事務に向いていません。
  • また、パソコン操作が苦手な方も要注意。最近は医療機関もIT化が進んでおり、カルテが紙から電子媒体へ変化しています。診療内容を記録するため、最低でもタッチタイピングは習得しておきましょう。PC操作に時間をかけてしまうと会計時に患者さんを待たせてしまい、クレームへとつながってしまいます。
  • 医療事務の仕事は、幅広い年代の患者さんと接する機会があるため、患者さんの年代に合わせて臨機応変に対応する必要があります。例えば、お年寄りの方は会話のスピードが速いと内容を理解することができないので、ゆっくりとしゃべらなければいけません。体調がとても悪そうな患者さんがいれば、横になれるように気を配ることも大切です。このように臨機応変な対応力が必要とされます。
  • 30代の医療事務への転職事例

    主婦から医療事務の転職事例【37歳 女性】

    37歳まで主婦だったのですが、子どもが手のかからない年齢になり、医療事務員として働くことを決意したそうです。結婚前は保育士で、医療関連の資格を持ってなかったので、通信教育でメディカルクラークの資格を取得してから転職活動を始めます。

    始めは派遣パートとして総合病院に就職。その後、同じ病院内にある診療科を2カ所経験し、現在は総合病院から独立した医師の病院で医療事務に転職しました。病院に足を運んでくれる患者さんと良い関係性を築けているそうです。

    販売事務から医療事務への転職事例【31歳 女性】

    「販売の仕事は、本当に自分のしたかった仕事だろうか?」と悩み始めたことをきっかけに医療事務へ転職したケース。

    この女性は仏具専門店に就職する前に、医療事務のアルバイトをしていました。父の病気が発覚したのをきっかけに、再び医療事務という仕事を目指し始めます。

    医療事務について勉強するべく、医療事務の学校に通い始め、学校卒業後、以前アルバイトしていた医療機関に転職しました。

    銀行員から医療事務への転職事例【30歳 女性】

    医療に携わる仕事がしたいと思い、10年以上勤めていた銀行から医療事務への転職を決めた女性の転職事例です。理数系の仕事が苦手でしばらく敬遠していたそうですが、「医療事務の仕事につきたい」という気持ちを思い出し、再びチャレンジすることに。

    はじめは医療用語や専門用語などが飛び交っていて驚いたそうです。しかし転職先の先輩による指導のおかげで、少しずつできる仕事が増えていったとのこと。現在は一人でも任される仕事の範囲が広がって、自己成長を感じる日々を送っているそうです。

    看護師から医療事務への転職事例【30歳 女性】

    女性は医療機関で看護師として働いていましたが、退職者が多くなり、デイケアへの異動が決まってしまったとのこと。子どもがいるものの仕事に穴はあけられないという状態が続いたため、子どもを優先できる仕事への転職を考えました。医療事務は、転職先を探していた時にすすめてもらった職種だったそうです。

    転職後は子どもを優先できる仕事環境になり、自分のペースを取り戻せました。看護師時代より収入が減少してしまったものの、転職してよかったという気持ちの方が強かったそうです。

    エステティシャンから医療事務への転職事例【31歳 女性】

    医療事務員になる前は、エステティシャンとして働いていた方の転職事例です。「自分自身もキレイになりたい」という思いでエステティシャンをしており、指名数も多く休憩時間も取れないほど人気だったとのこと。仕事にやりがいを感じていたので、苦にはならなかったそうです。しかし、労働時間は長くなる一方なのに給与に反映されず、化粧品販売をしなければならない状況にもストレスを感じるように。年数が経つにつれ、女性は「今のままで良いのか」という違和感を覚えはじめました。

    このままではダメになってしまうという思いから、転職を決意。求人を見ていたところ、条件の良かった医療事務に応募することにしました。未経験でしたが面接で即採用をもらい、翌日から働きはじめることに。職場はアットホームな感じで受け入れてくれて、先輩が仕事を丁寧に教えてくれるので、仕事を覚えることが楽しいそうです。

    事例からわかる医療事務の転職

    医療事務への転職を考えている人は、収入アップよりも自分の生活や家族との生活を優先したいという気持ちから選んでいる方が多いようです。もちろん仕事のキャリアアップ、スキルアップを考えたうえでの転職先として医療事務を選んだ人も多いことでしょう。

    他にも、現在働いている職場が忙し過ぎるという方もいました。体力のある年齢なら問題ありませんが、年齢による体力の低下が影響する仕事をずっと続けるのは大変です。やりがいはあっても、仕事量と対価が釣り合っていないということもあります。ストレスを溜めて体調を崩さないためにも、転職という選択肢を用意しておく必要があるかもしれません。 医療事務は資格がいらないケースもありますが、他の職業から転職する場合はある程度の知識を身に付けておくことをおすすめします。最初は苦労するかもしれませんが、知識やスキルは一生の財産になり転職先でも役に立つことは間違いありません。

    しかし平均年収から考えると、キャリアアップのための転職先として医療事務を選ぶには、年収は低めといえます。収入を重視するのではなく子ども、または家族との時間を大事にしたいという人が、医療事務を選んでいるといっても良いでしょう。家族を養いつつ、自分の時間も大事にしたいという人に向いている仕事ではないでしょうか。

    結論

    30代で転職成功するにはプロのサポートが必要

    一番重要なのは【転職先の見極め】です。ただ、そこに注力しようにもやるべき準備が多すぎます。働きながらの場合なおさらです。転職エージェントは無料でしかもカウンセリングを通し客観視した分析でアドバイスをもらえるので、自分によりマッチした求人を幅広く紹介してもらえます。プロのサポートを受けることが理想の会社を見つけるカギです!
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